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サックスの豆知識
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コムソウ哲学 その⑤  歌う編

今回は歌うことの重要性について書いておこう。

 

『歌う』という行為は表現力や音感の向上に欠かせない、音楽練習の重要事項じゃな。
そもそも『歌う』ってのは己れの喉や体が楽器のように扱われる行為じゃ。
つまり、産まれてからずっと使ってきた己れの体で直接表現するわけじゃから、広い音域や複雑なフレーズ・和音等をのぞけば、元々は楽器なんかより自由かつスムーズに表現できるはずの自然な行為じゃ!

 

従って、歌って表現出来ないような事を楽器でやろうとしても表現しきれない事の方が多いし、
楽器演奏中も歌っているかのようなイメージで演奏出来ていないと、聴く者に自然な伝わり方をしないと言うことじゃ。

楽器も、基本は歌なんじゃよ。

 

かと言って全員が歌手のような音色と音域を持っている訳ではないから、その様な巧さはこの際要求しないが、サックスは吹奏楽器であるから、表現は呼吸によるところが大きいじゃろ。
だから特に、歌手と同じような表現技術が要求されるのじゃ。
またそれに加えてサックスは、歌手が滅多と体験しないような複雑なフレーズ等も要求される場面が有るため、歌手以上に階名唱などをトレーニングしておかないと、しっかりとメロディを演奏したりアドリブソロを取ったりする事が出来ないのじゃよ。

極論ではあるが、『歌えない事は、吹けない!』というくらいに思っておいたほうが良いじゃろうなぁ。

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